クソゲーの思い出vol.3「燃えろ!!プロ野球」
ども、おっさんです。
今回は1987年の発売当時158万本と大ヒットしたにも関わらず、クソゲー呼ばわりされている「燃えろ!!プロ野球」をご紹介。いわゆる「クソゲー界の愛されキャラ」です。
- 販売元のジャレコとは
- 勝者ファミスタへの挑戦
- こだわり過ぎたが故の無理ゲー
- 電源をいれるといきなり「ペボー!」
- いきなり「アホ」言われる
- バントでホームラン
- 「おっさんホイホイ」としてのリメイク
- さいごに
販売元のジャレコとは
ご存知「シティーコネクション」、「じゃじゃまる君シリーズ」、「ミシシッピー殺人事件」、「寺尾のどすこい大相撲」などの人気タイトルを生み出したメーカー。ファミコンの初期サードパーティー6社(ハドソン、ナムコ、タイトー、コナミ、カプコン、ジャレコ)に選ばれるほどのメーカーでした。
勝者ファミスタへの挑戦
ファミスタ(ファミリースタジアム)が1986年当時売上205万本の大ヒットをし、野球ゲームとしてはお茶の間を征していました。ファミスタ登場までは任天堂の「ベースボール」のみだったという背景もありますが、ファミスタは選手1人1人に名前がついていたり、守備が自動でなかったり、変化球が投げられたりで「ベースボール」の不満点を解消していたところがヒットの要因だと思います。
そんなファミスタ登場の半年後である1987年6月26日に「燃えろ!!プロ野球」こと「燃えプロ」がジャレコから発売されました。
こだわり過ぎたが故の無理ゲー
後発なだけに特にこだわりを感じられた箇所があります。それが以下の3点。
- ファミコンのくせに音声が出る
- アングルが投手後方から
- ボールを上下に投げ分ける事ができる
ファミコンで音声が出るのは当時画期的だったかと思います。はじめて聞いた当時は感動すら覚えました。「ターイム、ピッチャコウタイ」とかね。
また、「ベースボール」や「ファミスタ」がバッター側アングルなのに対し、「燃えプロ」はリアリティを追求して投手後方からのアングルだったのもこだわりを感じます。
そして最後に、投手がボールを上下に投げ分ける事ができるところ。これに関してはバッター側も上下位置を調整しないといけないので小学生にしてはかなりの無理ゲーでした。
電源をいれるといきなり「ペボー!」
電源を入れるといきなり「ペボー!」と叫びます。当時小学生だったので「ペボー!」の意味がわからなかったのですが、友達の兄ちゃん(中学生)に「これはプレイボールやで!」と教えてもらったのはいい思い出。
いきなり「アホ」言われる
ノーアウト満塁で三振すると、いきなり「アホ」言われます。
バントでホームラン
「燃えプロ」といえば「バントでホームラン」ともいわれるくらい有名ですね。今でも「阪神にバースっていたよね~」などというと「バントでホームランのバースか!」と返されるくらい衝撃的な出来事でした。
ピッチャーの頭を抱える場面好きでしたね。
「おっさんホイホイ」としてのリメイク
そんな、「燃えプロ」ですが、2016年春にPS4版が発売されました。「バントでホームラン」はもちろんの事、「ファールのあとはどこに投げてもストライク判定される」、「ピッチャーがサインにうなずいたあと、バッターが素振りをするとどんな球でもストライク判定」されるなどが再現されており、リメイクへのこだわりと「おっさんホイホイ」マーケティングが優れていると思います。
ファミコンのカセットが中古で10円で叩き売りされていたものが、30年の歳月を経て864円(税込)での販売には驚きを隠しきれません。しかもダウンロード版で。
さいごに
クソゲーと言いながら、大ヒットしていたため友達の家にある確率が高く結構遊んでたかと思います。今でもちょっとやりたくなりますね。
おわり