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【ブログ・サイト運営者向け】CPC(クリック単価)を上げるためにやっておきたい5つのこと

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ども、おっさんです。

ウェブサイト運営やブログ運営をやってると広告の収益性って気になりますよね。広告の収益性ってざっくり言うとCPC(クリック単価)、CTR(クリック率)、CVR(カバレッジ)で決まってくるかと思います。

この記事ではCPC(クリック単価)を上げるためにはどのようにすればよいか、ということについて書いていきたいと思います。

 

CPC(クリック単価)とは?

CPC(クリック単価)とはCost Per Clickの略で、サイトやブログ側からの観点で言うと1クリックあたりの収益をさします。CPCは広告主の予算や商材によって異なります。全体的には季節変動というものがあり、期末(9月と3月)は予算消化のためCPCが上がると言われてますが、サイトやブログからはコントロール外の話になります。

アドネットワークの仕組み

GoogleのAdSenseを代表とするアドネットワークですが、最近ではDSPやSSPなどの登場で構造が複雑になっていますが、基本的にはオークション方式で決まります。

※RTB(RealTimeBitting)だとかその辺については話が複雑になるため今回は割愛します。

オークション方式のため参加する広告主が多ければ多いほど競争が生まれ入札単価が上がる、というのが基本的な考え方になります。つまり出稿する広告主が多ければ多いほどよいということです。

ちなみに、CPCの低い広告と高い広告がオークションとなった場合、必ずしもCPCの高い広告が掲載されるとは限りません。品質スコアという考えがありCTRとCPCのバランスを考慮し、CTRが高くCPCの低い広告が掲載される場合があります。これは必ずしも掲載側にとって不利ではなく、CPCは高いがユーザ利便性の低い広告が掲載されるよりは良いと考えられます。

CPC(クリック単価)を上げるためにやっておきたいこと

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前置きが長くなりましたが、CPC(クリック単価)を上げるためにやっておきたいことを具体的に書いていきたいと思います。

その1:広告のサイズを供給の多いサイズにする

ここでいう供給の多いとは何かというと、広告主の出稿量が多いの事をいいます。出稿主もバナー制作をする必要が有るため、全てサイズのバナーを制作するわけではありません。

例えば広告主の制作する汎用的なバナーとしてレクタングル(300x250)が一般的です。昔は大体の広告主は(468x80)のバナーを作ってましたが、今では供給が少なくなってきています。

掲載をオススメするサイズとしてはレクタングル大(336x280)がオススメです。理由は供給量が多いことと、レクタングル(300x250)とのオークションになるためです。スマホの場合は同じ理由でモバイルラージ(320x100)が良いでしょう。

広告サイズについてはGoogleのサイトが参考になるため、目を通しておきましょう。

広告サイズに関するガイド - AdSense ヘルプ

 

その2:広告のタイプを増やす

広告のタイプはイメージだけでなくテキストも入れておきましょう。広告主の数が多くなるためオークション効果が効きやすくなります。

 

その3:広告のカテゴリを増やす

サイトに掲載できる広告の条件が緩いほど、多くの広告が返されるようになり、結果として収益が増加します。 近頃では「デリケートなカテゴリの広告」の有効化することで収益がアップすると言われていたりします。

デリケートなカテゴリの広告の有効化 - AdSense ヘルプ

また最近収益の低いカテゴリをブロックしているという人をよく聞きますが、ブログの掲載ポリシーに反しない限りおすすめしません。収益性のチューニングはGoogleに任せとけばいいと思います。

 

その4:広告単価の高いジャンルの記事を書く

広告単価の高いジャンルの記事を書いてコンテンマッチで高額商材を狙うという方法もあります。

広告単価が高い商材ってどのような物があるでしょうか?基本的には高額商材やLTV(Life Time Value)の高い商材が広告単価の高い商材にあたります。例えば不動産、エステ、美容整形、薄毛、クレジットカード、FX、消費者金融、弁護士事務所などがあります。

当ブログのような雑記ブログでこのような記事を書くのに抵抗がある場合は、専用のブログを立ち上げても良いかもしれません。

 

その5:誤クリックをさせないようにする

これは上げるというより、下がらないようにするという施策になります。

ユーザーが広告をクリックしたがコンバージョンに結びつかないことが多いと、アドネットワーク側でビジネス成果が低い、もしくは不正が行われていると判断され入札単価を下げる働きをします。なので誤クリックをさせないように広告を配置しましょう。ちなみに、Googleだとスマートプライシングと呼ばれているものです。

Smart Pricing とは - AdWords ヘルプ

余談

誤クリックは広告単価だけでなくUXも低下し、リピートユーザーが減ることで長期的にはUUやPVにも影響が出てくる、と考えたほうが良いかと思います。

アメブロのフッターに出ている広告なんてまさに誤クリックを誘発させようとしてますよね。ああいったものは、UXだけでなく遷移先の広告主のブランド価値を下げることになる行為です。サイバーエージェントのような大手広告代理店がああいった広告表示をしているのは理解に苦しみますね…。

アメブロはわかりやすいので例にだしましたが、スマホのアドネットワークは結構悪質なものが多いのでなんとかしてほしいなあと思います。

さいごに

今回はCPCについて考察してみました。CPCはコントロール外のように思えますが、ちょっと工夫することで上げることも可能です。ABテストが出来る環境であれば、広告ユニットを追加してためしてみるのも良いかと思います。

また書いていて思ったんですが今回紹介した施策は「CPCを上げる」というより、「広告の収益性の最大化を狙う」のほうが適切かもしれないですね。

おわり