クソゲーの思い出vol.1「グルーヴ地獄Ⅴ」
ども、おっさんです。
世の中にはマーケティングやらゲーム性やら何も考えないで作られた数多くのクソゲー存在しています。
今この瞬間にもクソゲーがどこかで生まれてることでしょう。
今日はクソゲーの中でも狙って作られた意識高い系クソゲーである「グルーヴ地獄Ⅴ」を紹介します。
グルーヴ地獄Ⅴとは
電気グルーヴがプロデュースし、自らジャンルをクソゲーと名乗ったPS1向けのゲームで1998年1月に発売されました。
知る人ぞ知る、知らない人は全く知らない存在です。
知る人ぞ知るおっさんは、誰も買わないであろうこのゲームをわざわざ予約して発売日に買いました。
そんな知る人ぞ知るゲームなのにキャラデザは田中秀幸、音源はもちろん電気グルーヴとおっさん(学生)のココロをくすぐる内容でした。
ゲーム内容
ゲームの目的としては「音源」集め。
集めた「音源」をターンテーブルやシーケンサーに乗っけて組み合わせてテクノミュージックを演奏します。
で「音源」はガチャガチャで手に入れます。ガチャガチャ回すには「小銭」が必要で、「小銭」を手に入れるために「バイト」をします。
実はこの「バイト」自体がクソゲーなんです。
バイト地獄という名のクソゲー
このゲーム醍醐味がこのバイト。意識高い系クソゲーたる所以です。
ボールペン工場
右から流れてくるボールペンにキャップをはめ、左に流すという「刺身の上にタンポポ乗っけるバイト」くらい難しいバイト。たまに赤いボールペンの時がある。
これをやるとボールペン工場でバイトしてた故・飯野賢治さんを思い出します。
ボールペン工場の話は下記の本から。
キノコorDIE
老人を道路の向こう側に渡らせるという鬼畜なバイト。渡るだけでなく道路にはえているキノコを拾わないといけない。
薪割り
ばあさんと少年がリズミカルに薪を割るバイト。ばあさんがたまにフェイントで動物を出してくるのでそれはスルーしないといけない。動物の形をした薪を出すなどイジワルをしてくる。
クサイモン
ゲップを出した順番を覚えて、再現するバイト。ゲップの音がリアルで気持ち悪くなります。
崖レース
マリオぽい微妙なキャラと馬との間で行われるチキンレースのバイト。ブレーキのタイミングが遅れると崖に真っ逆さま。
交通量調査
左右から人や車や流れてくるなか人だけをひたすらカウントするバイト。簡単そうに見えるが意外に動体視力を要する難易度高なバイト。
音楽はなぜかスパルタンX風。
こんなのとか。
心霊写真鑑定(レアバイト)
届いた心霊写真を鑑定するバイト。何を心霊と定義するかが攻略のポイントになってくる。
こんな感じで心霊写真が送られてきます。
怖いですね〜。
ときめいていいとも!(レアバイト)
画面はありません。タイトルでお察しください。多分双方に許可取ってないはず。
貯めたお金でガチャ
バイトで貯めたお金でガチャガチャを回します。回してレアな「音源」から「蜘蛛のおもちゃ(ゴミ)」まで。
集めた音源をコレクション
ガチャでゲットした音源は使うだけでなくコレクションもできるところがポイント!
コンプリートすると「水木しげる」や「里中満智子」の素敵な書き下ろし画像がもらえるよ!
困ったら友達にアドバイスをもらう
どういう意図からかわからないがトモダチという存在する。
役に立つ情報やたまにお金をもらえたり。
恋のアドバイスとかも!
その他のみどころ
バイトだけじゃなく細かいところにもネタが散りばめられている本作品。
ゲームをセーブする画面も
セーブデパート(西武デパート)という名称で、おねーさんの口から流血してたり。
ローディング画面も
ローディング画面もこだわりが感じられる。
麻雀牌だったり。
チューインガムだったり。
飛行機がビルに突っ込んだり…。これはヤバイだろと思うけど、1998年の作品です…。
最後に
意識高い系クソゲーで出荷本数も少ないため今では入手困難らしい。
今のソシャゲで主流のガチャだっり、コレクションというゲーミフィケーションの要素を1998年の時点で取り入れてるのは時代の最先端を先取りしすぎてたんじゃないでしょうか。
久しぶりにやりたくなったんで実家に帰って探してみよっと。
おわり。
[追記]
動画もどうぞ。
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックエンタテインメント
- 発売日: 1998/01/08
- メディア: Video Game
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